ひとり日和 / 青山七恵

136回の芥川賞作品です。「二十三歳の弾ける才能 石原慎太郎、村上龍両氏がそろって激賞!」なのです。
泉から湧き出る美味しい水を飲んだ後のような、そんな読後感。
にしても、うまい。リズムというか、テンポというか、ホントうまい。
23でこんなの書けるなんて、生まれ持った文才以外のなにもんでもない。絶対音感ならぬ絶対語感(?)っていうのか、言葉を並べるだけで(当の本人は苦労してるんだろうけど)、独特な雰囲気の文章になってる才能ってうらやましい。
なので、こういうの読んだ後で、文章を書くのは、自分の語痴(?)をさらすようで、なんだかとても恥ずかしい。

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