アンコール日記 (4)

– May 2, 2004

今日はついにアンコール・ワット見学。8時くらいから第一回廊、第二回廊と壁画を見ながら徐々に中心部に近づいていきます。かなり長い回廊にびっしりと壁画が描かれてて、かなりのボリューム。日本の絵巻物のようにながぁーい一枚の絵が、時間軸に沿って書かれてます。ただ、彫刻自体はそれほど美術性・芸術性が高いとは思えない。ちょっと雑というか荒っぽい。彫刻に関してはギリシャのほうがすばらしいと思う。

最後の第3回廊への階段はかなりの急勾配。これだけ旅行者がいるんだから、誰か落っこちた人いるんだろうなと思って、ソーロー君に聞いたら黙ってなにも答えてくれませんでした。やっぱいるんだ。。。
第3回廊は地上から60mくらいでかなり遠くまで景色が見通せ、しかも風が汗ばんだ身体には気持ちいい。その気持ちよさと、ついにやってきたアンコール・ワットとからの離れがたさが相まって、1時間ほど天辺でぼーっとしてました。

その後アンコール・ワットを下りてる途中で一人の少女にあったんですが、その子が最高でした。男の子(たぶんお兄ちゃん)と一緒にワット内でゴミ集めをして小遣い稼いでいるみたいで、自分と同じくらいの大きさのゴミ袋を抱え階段を行き来してたんです。日本だったら小学生くらいで、本来なら学校に通ってるころだろうに。その子が階段を下りてるのを上から見てた時、振り返り様手を振ってくれたんですが、その時に見せてくれた笑顔がホントかわいかった。よくある感想かもしれないけど、いろんな意味で恵まれているであろう日本の子供より、こういった環境でみる子供の笑顔のようが、何千倍も輝いてみえます。

そんなこんなでアンコール・ワットを見終え、次はアンコール・トム。アンコール・トムはいくつかある遺跡群の集合体の総称で、昨日いったバイヨンなんかもここの一部。その中にある遺跡全てが興味深く、かなり真剣に見学。しかし、ただ見るってのも疲れるもので、それに加えて暑さもあって、夕方ころにはくたくたになりました。スケジュール的に明日はきつそうなので、それにそなえゆっくりと宿で休みことにします。

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