重ね色目

日本人が使う色の名前の多さには以前から感心していたんですが、平安の人たちは色の組み合わせにも名前を付けていたことを知って感心を通り越し心底尊敬しました。
それが「重ね色目」ってやつです。

 「かさねのいろめ」

上のサイトを見てもらえば分かると思うんですが、着物の色の重ね方に名前が付いていて、その重ね方も四季によって決まっていたそうです。そして、単に2色の組み合わせなのではなく、上の地を通してのぞく下の地の色も合わせた色も考えられていたとのいうんですから驚きです。例えば、下の地の色が「紅梅」で、上の地の色が「白」。この名前が「雪の下」とか。すばらしいですね。

個人的に、この時代の日本人が持っていた感性(特に四季に関するもの)は人類史上最高だと思いますよ。

Comments

  1. Louie より:

    そうそう。
    ほかにやることなくて、自然と戯れることしかなかったという見方もあるけど、それにしてもすごいよね。

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